得意分野 Our Fields

極厚精密溶断 Thick Plate Precision Cutting

高圧の炎と酸素を操り板厚100mmから400mmを超えるような鋼板を精密に切断して、ご注文通りの形状を切り出します。 大型機械の部品やプラント、エネルギー関連、その他いろいろな用途に使用されています。中村機材が得意とする分野のひとつです。

寸法精度はもちろんのこと、できるだけ垂直に平滑な面で切断することが重要です。 板から切り出した溶断品を立てたり角度を変えて再度切断して目的の形を作り出す、立体切断にも対応しています。 通常の溶断では作れないような形状を実現したり、コストのかかりがちな切削工程の負担を大幅に軽減します。

超極厚溶断 応用技術 鍛造品の切断や、切断した板の向きを変えた厚い部分の切断など、板厚600mm、800mmといった超極厚の溶断にも対応しております。切削仕上げの箇所には充分な余肉が必要ですが、形状によっては大きなコストダウンや加工納期短縮などのメリットが得られます。

極厚精密溶断事例 Cases

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厚板溶断 Precision Flame Cutting

機械・建築など、広い用途に使用される、板厚9mmからのいわゆる標準的な溶断品です。様々な板厚の鋼板からご要望に 応じた形状を切り出します。板厚50mmから95mmといった一般的にはかなり厚い部類の鋼板も、極厚溶断で長年培った 技術を持つ中村機材では余裕を持って切断可能なため、高品質・短納期・リーズナブルに提供することができます。

キリ穴やタップ、応力除去や切削性向上を目的とした熱処理、フライスといった機械加工など、いろいろなご要望に 対応しております。 板厚や形状によってはプラズマ切断やレーザー切断を提案させていただきながら、お客様のニーズを満たすような製品を 提供させていただきます。

厚板精密溶断 応用技術 厚板のガス溶断においては切断面の品質と寸法の精度が 特に重要です。炎や切断速度を精密にコントロールすること で角度と平滑度において高品質な切断面を実現します。 また、長年積み重ねたノウハウにより、切断時の熱影響に よる素材の伸び縮みを予測して補正をかけた切断経路 (NCデータ)を作成し、寸法や形状精度を高めています。

工賃切断 Precision Cutting Services

鋼板を在庫して溶断で切り売りするだけでなく、お預かりしたものを溶断加工する、いわゆる工賃切断にも対応しています。板状の母材をはじめとして、形鋼や丸棒、機械加工品や鍛造材などの切断も可能です。

切断精度は機械加工には及びませんが、数ミリの精度で短納期加工ができるので、切削コストや時間を減らすためのいろいろな用途でお役に立っています。

工賃切断の用途例

  • 溶接工程の前加工として形鋼を異形切断
  • カットした丸棒を穴切断で旋盤加工の下穴をあける
  • 機械加工ほどの高精度を求めていない箇所や機械加工では時間がかかりすぎる形状を形状加工
  • 切削加工が困難な耐摩耗鋼を溶断で形状加工
  • 不要になった鉄製部材から新たな部材を切り出す

工賃切断の注意点

  • 溶断の原理上ステンレスやアルミなどの酸化しない材料は切断できません。
  • カットした丸棒を穴切断で旋盤加工の下穴をあける
  • 鋳物は炭素を多く含むため、特殊な設備がないと溶断できないので現状としては切断対応しておりません
  • 溶断すると材料に熱が加わるため、素材や形状、 用途によっては変形や割れの可能性が出てくるので注意が必要です。
  • 切削しやすい材質の小さなものについては、機械加工のほうがコストメリットが出ることも多いです。

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